2月上旬に新居へ引っ越しました
引っ越しの際に複数社を検討し、最終的に当初の値段より9万円以上下がりました
実際に自分がどのような手順で引っ越し料金を安くできたか、今回は紹介します
引越し料金 値下げの方法を解説
- 引っ越し料金の相場を勉強する
- WEBサイト見積もりやくらしのマーケットで早めに値段を知る
- 訪問見積もりを大手複数社に依頼する
- 最後の会社までは即決せず、他社の値段を交渉材料に使う
引越し料金の相場を学ぶ&自分の荷物量を把握
まず引っ越し料金の相場を学びましょう
引っ越し条件をチェックして相場を知る
相場は下記のものが信頼性が高いです
【1K・1LDK】の単身引越し料金相場表 引っ越し会社がまとめた決定版 | アップル引越センター
自分の引っ越し条件
- 引っ越し時期:2月上旬
- 日にち:平日
- 時間指定:なし
- 移動距離:〜5km
自分の場合、料金相場表では28,000円〜35,000円になります
続いて見積もり前に、自分の荷物量をざっくり把握します
自分の荷物量を把握
大型の家具・家電を書き出してみましょう
自分の場合です
家具
- サイドボード(ベッド脇):1
- 2人がけソファー:1
- オフィスデスク:1
- ダイニングテーブル:1
- セミダブルベッド:1
- 本棚:4
家電
- テレビ(32インチ):2
- 2ドア冷蔵庫(110L):1
- 電子レンジ:1
- 縦型洗濯機:1
その他
- カーペット:1
- 布団:1
- 衣装ケース:1
- ダンボール:20
ダイニングセット&ソファがあり、セミダブルベッドなので家具が多めです
※その他に有機ELテレビがありましたが、破損しやすく取り扱わない業者が多いです
今回も最終的に自分で運びました
引っ越し見積もりサイトを利用する
上記の料金相場はあくまでも目安なので、実際の金額を調べるため見積もりが必要です
複数社を比較するため、比較サイトを利用します
大手引っ越し会社:引越し侍
引越し侍は主に大手会社の引っ越し見積もりを一括依頼できるサイトです
【引越し侍】引っ越し見積もりの安い業者を無料比較できるサイト
「一括見積もりサービス」を使い、自分の地域では5社(アート・サカイ・アーク・ハート・アリさん)に依頼できました
山ほど電話がかかってきますが、とりあえず見積もりをしないと先に進まないのでがんばりましょう
荷物が少ない単身者だと訪問なしで見積もりをしてくれる場合もあるが、荷物量がある程度以上あると訪問必須の会社が多い
自分の荷物量だとほぼ訪問必須
半日程度時間を作り、順番に各業者の訪問見積もり予約を入れます(1社あたり30分〜1時間程度)
多少時間が重なっても複数社の見積もりをとったほうが、後々値段が安くなる可能性が上がります
小規模会社〜個人:くらしのマーケット
小規模な会社や個人へ引っ越しを依頼できるのがくらしのマーケットです
個人といっても、元大手会社勤務のような人が多くいるので質が低いわけではありません
WEBサイトで荷物量や引っ越し希望日を入力するだけで、訪問見積もりや電話なしで交渉が可能です
注意点としては
注意
- WEBサイトの金額から結構変わることがある
- ダンボールなどの資材を自分で準備する必要がある
WEBサイトと値段がかわる例
例えば引っ越し業者が大阪で、名古屋まで来てもらう場合交通費が別途必要です
(WEBサイトで出てくる値段は交通費抜き)
地元に会社があれば良いけど、そうでないと高くなります
資材の準備が必要
ダンボールやガムテープなど資材の準備/料金が別途必要です
資材は近所のスーパー・ドラッグストアから貰ってくるか、ダンボールワンなどで購入するのが良いでしょう
梱包資材の値段
- ダンボール15箱+プチプチ等:3,500円前後
- ダンボール20箱+プチプチ等:4,500円前後
引っ越しサイト 見積もり比較
- 大手会社は引っ越し侍で比較:荷物量が多いと訪問がほぼ必須
- 半日時間を作り、訪問見積もりをそこに集中させる(時間がかぶってもOK)
- 個人〜小規模な会社はくらしのマーケットで比較:ネットだけで見積もりが可能
ネット見積もりや訪問見積もり予約を取ると、いよいよ値段の比較検討ができます
実際の料金・交渉のながれ
ここからは時系列順に、どのくらいの料金を提示されたか・交渉の流れを記載します
一応会社名も書いておきますが、交渉の順番でだいぶ料金が変わってくるので参考程度に
くらしのマーケット
4社ほど依頼を出しました
たまたま住んでいる場所に近い会社があり、そちらの3.0万円(+資材料金)が最安でした
まだ大手会社の訪問見積もり前だったので、一度保留としました
ネット見積もりのため、(訪問まで決まらない他社と比べて)早めに値段を把握できるのがくらしのマーケットの良い点です
この時点での最安値:3.0万円+資材代(くらしのマーケット)
1社目:アート引っ越しセンター 12万円→5.5万円
ZOOM見積もりがあったので、そちらを選びました。スマホのカメラで荷物を撮して、確認してもらえます
最初の値段は12万円(税込)でしたが、即決しなかったら謎の割引で8.8万円→最終的に5.5万円(洗濯機設置6,000円込み)になりました
アート引越センターは有機ELテレビ梱包用の箱があるため運搬できるのがウリです(これ以降の会社ではテレビだけ自分で運搬する形にしました)
上記は即決限定値段との触れ込みでしたが、最終的に当日内ならOKとなりました
いずれにせよ他社があるので即決はせず次へ
この時点での最安値:3.0万円+資材代(くらしのマーケット)
2社目:サカイ引っ越しセンター 7.9万円
可能ならメールで見積りを、と依頼したところメールが送られてきました
料金:78,650円 + 洗濯機設置
訪問見積もりなしで料金を出してくれた点は高評価
料金は高めですが、交渉すればもう少し安くなると思います
この時点での最安値:3.0万円+資材代(くらしのマーケット)
3社目:アリさんマークの引っ越し社
訪問見積もりを依頼しました
最初は税込3.5万円の提示でしたが、即決しなかったところ税込3.0万円+引越し後ダンボール回収(1000円)になりました
※見積書は紛失してしまったのでありません
この時点で最安になりましたが、この時点でもまだ他社があるので即決はせず
上記値段は即決限定との触れ込みでしたが、交渉で当日内ならOKになりました
この時点での最安値:3.1万円 (アリさん)
4社目:アーク引っ越しセンター
他社とほぼ同時間の訪問見積もりを申し込んだのですが、なぜか当日現れず…
5社目:ハート引っ越しセンター
ちょうど3社目の終了間際に訪問見積もりが来ました
他社が3万円くらいです、と伝えたところ税込27,500円(別途費用なし)になりました
同日最後の訪問会社だったのと、当日最安値だったため決定しました
この時点での最安値:2.75万円(ハート)
他社が去り際というベストタイミングだったことが、スムーズな交渉と割引につながったように思います
「5社同時に訪問見積もり」は無理としても、他社と少し時間が重なるくらいが良いと感じました
※その後くらしのマーケットでキャンセルを伝えたら2.5万円+資材代にしますという連絡が来ました
引っ越し見積もり 最終結果
今回WEB見積もりのくらしのマーケット+大手4社で見積もりを行い、
12万円(アート 割引なし)→2.75万円(ハート)
と-9.2万円になりました
引っ越し見積もり 値段まとめ
- くらしのマーケット:3.0万円 + 資材→最終 2.5万円 + 資材
- ハート引越センター:2.75万円
- アリさんマークの引越社:3.1万円
- サカイ引越センター:7.9万円 + 洗濯機設置
- アート引越センター:12万円 →最終5.5万円
12万円はあってないような価格設定(こんなに割引したよという成果を強調するための偽りの値段)としても、アートの初期値段8.8万円→2.8万円と6万円は安くなりました
所要時間は合計4時間くらい
時給換算で1.5万円〜2.3万円ですが、金額以上に複数社とやり取りして交渉することは社会勉強になりました
引っ越し料金を安くするための教訓
今回の経験から学んだ教訓
引越し料金を安くするための教訓
- 値段(定価)はあってないようなもの
- 見積もりは複数社に依頼し、最後の業者以外は即決しない
- 可能なら見積もりの時間を少し被せる
- 洗濯機設置やダンボール回収がオプションになっていないか確認
引っ越し営業の基本戦略
交渉のため、引越し業者の営業戦略を学びましょう
業者は値段以上に契約"件数"を勝ち取ることが大切です。そのため、以下の戦術が多用されます
高い値段を提示し、即決すれば安くなるといって即決を迫る
テレビショッピングと同じで、「今契約しないと損するのではないか」と思わせる心理戦です
この戦略の欠点は即決を勝ち取れなければ競争力が著しく落ちることです
(あえて高くなった料金のA社を選ぶより、B社を選ぶほうが良い)
なので大体「現場即決といったけど当日内ならOK」くらいの譲歩をしてくれるはずです
このため消費者サイドは"とにかく即決を避けて相手の土俵で戦わないこと"が大切
「他社の見積もりがまだある」と素直に言うのもよいですし、「婚約者や両親の都合もあるので自分だけでは決められない」と言うのも良いでしょう
複数社に見積もりを依頼する
1社のみの依頼なら、即決せざるを得ません。この条件ではこちらが不利です
有利に戦うため、複数社に見積もりを依頼しましょう。
そのためには、先述したような引越し侍・くらしのマーケットといったサイトが便利です
ただ繰り返しになりますが、この時最後の会社まで即決はしないことが絶対条件
「○○万円を払えば希望日に引っ越しをしてくれる会社」という手持ちのカードは増えるほど有利なので、見積もり後半戦のほうが戦闘力は増します
複数社に見積もりを依頼し、最後の会社まで即決をせずにいく&他社の値段を交渉材料に使えば安値に落ち着く
まとめ
今回は自分が引っ越しした際に料金が大きく下がったという実践記と、そのための方法・コツを解説しました
引越し料金を下げるための手順
- 【1K・1LDK】の単身引越し料金相場表をチェック
→一般的な料金を把握 - 早めに見積もりが出るくらしのマーケットを使う
→「自分の場合の料金」を大まかに把握 - 引越し料金比較サイトから、複数会社に見積もりを申し込む
- 最後の会社まで即決せず、他社の値段を材料に交渉する
複数社に見積もりを依頼するのは手間ですが、サイトを使えば手間は減らせますし値段も下がりやすくなります