楽天証券では、楽天カードクレジット決済というシステムがあります。
- クレジットカードで投資信託が購入可能(楽天カード限定)
- 決済金額の1%ポイントが獲得できる(上限月5万円まで)
- 毎月1日に積立
- 1度設定すればあとは自動で積立可能
とくに大きいのは、月5万円まで1%のポイントが獲得できる点ですね(→最大月500ポイント)。
投資信託をされている方ならわかると思いますが、確実に1%のリターンが得られるのは非常に有利です。
今回はこのシステムの利用方法や、実際に設定する手順、購入するのにオススメの投資信託などを書いていきます。
楽天証券+楽天カード クレジットカードで投資信託を購入してポイントを貯める
準備
必要なモノ
- 楽天証券の口座
- 楽天カード(クレジットカード)
楽天証券
楽天証券での口座開設が必要です。今回の記事からは外れますが、一つも証券口座がない場合はiDeCoとNISAの口座も合わせて開設しておくと良いでしょう。
とくにつみたてNISAでは今回解説するクレジットカード決済も可能です。つみたてNISAについては下記の記事にも書きました
-
つみたてNISAで資産形成 楽天証券・楽天カード併用
続きを見る
楽天カード(クレジットカード)
決済に必要な楽天カードの発行も行いましょう。
カード名 | 年会費(税込) | ポイント還元率(通常時〜楽天市場) |
楽天カード | 無料 | 1%〜3% |
楽天ゴールドカード | 2200円 | 1%〜5% |
楽天プレミアムカード | 11000円 | 1%〜5% |
3種類ありますが、まずは年会費無料の楽天カードが良いでしょう。今回の楽天証券での決済に関しては、どのカードを利用しても還元率は1%です。
ただ今後楽天市場をよく使う予定の方(楽天ふるさと納税をしたい)は、最初からゴールドカードを発行してもOKです。
証券口座の開設+クレジットカードの発行を行うと、だいたい10日もあれば書類が届くと思います。
こうした書類は郵便書留なので郵便ポストには入れてもらえないことに注意しましょう
楽天証券 楽天カード クレジットカード決済への変更手順
実際の設定手順について解説します。ここでは「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」を購入する場合を例とします。
- 楽天証券のサイトで投資信託を探す
- 積立投資を設定する
楽天証券にログインし、投資信託を探す
楽天証券>投信>積立設定>積立注文と進みましょう。
すると投信(ファンド)の検索ができます。eMAXIS Slimと入力してみましょう
eMAXIS Slimシリーズのファンド(現時点で13種類)が表示されるので、「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」というものを探してクリックします。
積立注文の設定
表示されたファンドのページから、積立注文を選びます。
ちなみにつみたてNISAの場合は少し右下の部分をクリックすれば大丈夫です。
ページが移動するので、引落方法を楽天カードクレジット決済とし、積立金額などを設定しましょう。
オススメの設定
- 積立金額50,000円
- ポイント投資は利用しない
- 分配金は再投資型
- 口座は特定口座
ポイント投資を利用すると月5万円という上限まで使えなくなってしまいます。ただ他に楽天ポイントの使いみちがなければ、利用する設定でも良いでしょう。
また購入するファンドの変更は何回でも可能なので、自分に合ったものを選びましょう。オススメは後述します。
実際のスケジュール
設定を各月の12日までに終えておくと、翌月の1日に投資信託の購入が行われ、翌月の15日にポイントが付与されます。
少しタイムラグがあるので、設定を終えたら気長に待ちましょう。
投資信託の選び方
楽天証券+楽天カードの設定方法については上記の通りですが、具体的にどの銘柄を買うべきか悩むと思います。
ここでは投資信託を通じて資産形成を行いたい場合と投資信託には興味がない場合の2通りに分けて、オススメ商品を1つずつ紹介します。
インデックス投資をする場合
投資信託を通じた資産形成としては、株価指数(インデックス)に連動した値動きを目指すインデックスファンドを購入し、インデックス投資を行っていくのが最も無難で負けづらい戦略です。
インデックス投資の考え方について学ぶ場合は下記の書籍がおすすめです。
記事も書きました
-
【家計簿公開】2024年9月末での資産一覧と今月の収入支出
続きを見る
クレジットカード決済積立で、何を選ぶかについては各自の状況で変わって来ますが、一般には下記を重視して選ぶのが良いでしょう
- コスト(信託報酬)が低いこと
- よく分散されている商品であること
- 総資産額が多いこと
具体的に一つだけ銘柄を上げるなら、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が最も無難です。
下記のような特徴があります
- 1本で全世界(日本・先進国・新興国)全ての株式に投資可能
- コスト(信託報酬)が年率0.104%と同クラスタで最安値水準
- +α:受益者還元型信託報酬制度のため、総資産額が増えるにつれてさらなるコストの低下が見込める
- +α:コストは今後も業界最安値レベルを目指すと明言されており、引き下げ実績もある
- 純資産額が305億円(2020/6月時点)と多く、流動性が高い
- つみたてNISA対象商品
今後、当ブログでも運用成績について書いていきます。
投資信託に興味がない場合
インデックス投資には興味がないけれどこの制度を利用してポイントを得たい場合は、最も値動きの少ない商品を選択しましょう。
具体的には日本国債に連動したインデックスファンド、eMAXIS Slim 国内債券インデックスなどが良いでしょう。
下記は1ヶ月のチャートですが、基本的に1日の振れ幅では10円程度です。
かかるコスト
- 購入時/売却時手数料:無料
- 保有時(信託報酬):資産額の年0.132%→日割り計算なので例えば3日なら約0.00132%
※5万円の投資信託を数日で売る場合はほぼ1円
つまり数日単位で売買すれば手数料ほぼ0円、値動きも10円程度のリスクで、購入→即売却でほぼ500ポイント/月が獲得可能です。
上記で説明したような積立設定を終えれば毎月1日に自動購入されるため、実質やることは月に1回売却するだけです。
時間単価に合うかどうかはともかく、ポイ活の一種と思えば悪くない手法です。
まとめ
- 楽天証券+楽天カードクレジット決済を利用すると月5万円分まで1%のポイントバックが受けられます
- 確実に得られるリターンなので、ぜひ利用しましょう
- ポイントを得るためだけなら国債など値動きの少ない商品もありです
ただせっかくなのでインデックス投資を通じた資産形成を行うと良いでしょう