VISA LINE Payというクレジットカードがあります。
3%と高いポイント還元率が魅力のカードです(期間限定)。
通常ではSuicaチャージや税金支払いはポイント還元外となっていますが、6gramというバーチャルプリペイドカードを経由するとポイントが得られます。
今回は、VISA LINE Payの解説から始まり、この6gramを経由したチャージ方法を解説していきます。
たまったLINEポイントの使い道・現金化についても解説します
VISA LINE Pay × 6gram
- VISA LINE Payは3%ポイント還元のクレジットカード
- 6gramを経由するとSuicaチャージや税金支払いでもポイントが得られる
(通常は対象外) - 交通費や税金支払いでポイントを獲得し、支出を減らす
- LINEポイントはLINE証券経由の現金化やPayPay支払いで利用する
★確定申告時のクレジットカード支払いにも使用可能なことを確認したので、追記しました (2020/11/8)
★公式アカウントからの招待が終了になった旨と、LINEポイント消費方法を追記しました。登録済みユーザーから招待を受けることは可能です (2021/3/21)
6gram経由でVISA LINE PayのSuicaチャージで3%ポイント還元
VISA LINE Payとは メリット
VISA LINE Pay メリット
- VISAの発行しているクレジットカード
- LINE Payに登録して利用可能
- 2021/4/30までの期間限定でLINEポイント3%還元
- ただし一部支払いはポイント還元対象外:Kyash, Suicaのチャージなど
VISA LINE PayはVISAブランドのクレジットカードです。
名前の通り、LINE Payに登録して利用することが可能なカードで、2021年4月30日までの期間限定ではありますが3%と高還元率が得られる魅力があります。
2021/5/1からの1年間は2%還元となることが発表されました
ただし換金性の高い一部の支払いはポイント還元対象外とされています。
VISA LINE Payポイント還元対象外
- 電子マネー/プリペイドカード/Walletサービス等へのチャージ (WAON,Edy,Suica,モバイルSuica,PASMO,モバイルPASMO,Kyash,三井住友カードが発行するプリペイドカード等)
- 送金
- ギフトカードの購入(Visaギフトカード等)
- バリューカードの購入(iTunes,NETFLIX,Google,PlayStation,Amazon等)
- 金融商品の購入(投資信託,証券,仮想通貨等)
- 公営の機関や施設への支払い(博物館等での入館料,一部の病院や診療所での支払い等)
- 慈善事業団体への支払い
- 郵便局での支払い
- 税金/保険において、1回あたりの支払につき5万円を超える分
- 国民年金保険料
- 寄付、募金(ふるさと納税を含む)
- 年会費(クレジットカード年会費、ETC年会費等)
- 手数料(リボ払い・分割払い手数料等)
- キャッシング
この中でとくに重要度が高いものがSuicaと税金支払いでしょう。
この2つの支払いで3%還元を獲得するための方法として、6gramというプリペイドカードを経由する方法があります。これが今回の記事のメインになります。
続いて6gramについて簡単に説明します。
6gramとは
6gram
- アプリ上で発行可能なプリペイドカード
- 利用には電話番号(SMS)が必要, 招待制だが公式から招待してもらえる
- クレジットカードからのチャージが可能
- VISA LINE Payからのチャージでもポイントが付与される
- チャージした6gramを使って、Suicaチャージや税金支払いが可能
6gramはmixiが運営するアプリ上で発行可能なプリペイドカードです。
カードブランドはJCBです。
アプリ内のプリペイドカードに、クレジットカードや銀行口座からチャージを行うことで使用が可能になります。
チャージ後は通常のクレジットカードのように使うことが可能です。
6gram チャージ
- チャージ方法:クレジットカード/銀行/セブン銀行ATM/ApplePay/GooglePay
- チャージ金額:1,000円単位
- チャージ上限:50万円(本人確認未の場合10万円)
招待制アプリですが、参加リクエストを公式サイトに送ると承認してもらえるので実質誰でも利用可能です。
追記:運営からの承認は2021/2/1で終了となりました
既存ユーザーからの招待なら登録は可能です。私でよければ招待しますので、ページ右側の問い合わせフォームないしTwitterから連絡してくださいね
VISA LINE Payから6gramを経由すると全てが3%還元になる
6gramへのチャージは、クレジットカードであるVISA LINE Payからも行うことができます。
チャージした6gramを使ってSuicaチャージ等を行うことで、3%ポイントが獲得可能になります。
6gramでの支払い(Suicaにチャージする)にはポイントが付きませんが、VISA LINE Payから6gramにチャージした際にポイントが付与されるというわけ。
図で示すと下記の通り
なお類似サービスのKyashはVISA LINE Payのポイント還元対象外となっているのですが、6gramに関しては今の所還元対象内です。(2021年3月に確認)
続いて実際のやり方を解説していきます。
VISA LINE Payで6gramを経由する手順
簡単な流れ
- 6gramの登録(必要期間:1日)
- 6gramにチャージ (必要に応じて本人確認)
- 6gramからSuicaチャージや税金支払い
6gramの登録
まずはアプリのダウンロードを行います
アプリを起動すると、電話番号の入力を求められます
電話番号を入力すると認証コードが送られてくるので、それをアプリに入力しましょう
その後、招待が必要と表示されますが指示通りに行うと運営(公式)にリクエストが送れます
リクエストが承認されるとSMSで連絡が届きます。
だいたいリクエスト承認まで1営業日程度必要なようなので、少し待ちましょう。
招待リンクをクリックすると次に進めます。
6gramにチャージ
6gramを起動すると、下記画面になります。
デフォルトで1枚カードが登録されているので、基本はこれを使えば良いでしょう。カードの枚数は任意で増やすこともできるので、用途によって使い分けることも可能です
チャージを行う際は、右上の「…」となっているところをタップします
今回はVISA LINE Payで行うので、クレジットカードを選びます。
カードの番号や有効期限等を入力すると、クレジットカードが登録可能です
3Dセキュア認証に対応したVISA・MasterCardのみ登録可能
クレジットカードの登録が完了すると、6gramカードにチャージできるようになります
6gramからSuicaチャージ/税金支払い
Suicaチャージ
6gramからSuicaチャージをする前に、6gramをApplePayに登録しておくと簡単です
ホーム画面にある"Apple Payをここから登録する"から進むことで登録可能です。
※なお、Apple Pay非搭載端末でも6gramのクレジットカード番号を直接入力すれば使用可能です
Suicaチャージのために、Suicaアプリを開きます
画面中央下の入金(チャージ)をタップし、チャージ方法を選択します。
ApplePayに6gramを登録していればApple Payを、そうでなければクレジットカードを登録してそれを選びましょう。
チャージが終わるとSuicaの残高が増え、無事に利用することができます。
税金支払い
住民税は市町村によって支払い方法が異なります。
私の住んでいる市では
- キャッシュレス決済(PayPay, LINE Pay等)不可
- クレジットカード決済可能だが手数料約0.8%
- その他口座振替・コンビニ支払い等はOK
となっています。
税金支払いに関して、通常のVISA LINE Payクレジットカードでは5万円を越える分にポイントが付きません。
6gramを経由することで、この制限を回避し5万円を越える分でもポイントを獲得することができます。
15万円の税金を払う場合
1.VISA LINE Payで直接支払うとき
- 手数料:150,000円 × 0.8% = 1,200円
- 付与ポイント:50,000 × 0.3% = 1,500ポイント
2.6gram経由で支払うとき
- 手数料:150,000円 × 0.8% = 1,200円
- 付与ポイント:150,000円 × 3% = 4,500ポイント
→6gram経由のほうが3,000ポイント有利
※市町村によってはLINE Payの"請求書払い"で払えるところがあります(東京都など)。この場合5万円制限がなくなるので、わざわざ6gramを経由するメリットはありません
10万円以上、6gramのプリペイドカードにチャージする場合は本人確認が必要
不正利用予防のためか、10万円以上プリペイドカードにチャージする場合は本人確認が必要です。
本人確認書類としては免許証がもっとも手軽でしょう。
本人確認手順は上記のとおりです。情報入力し、免許証の表裏を撮影してデータを送ると審査が行われます
だいたい本人確認の審査に1営業日ほど必要なようです。
本人確認が終了すると、ユーザー情報のところが"確認済み"に変化します。
これで上限額が50万円まで任意で設定可能になるので、高額になりがちな税金支払いでも問題ないでしょう。
追記:確定申告(予定納税)での使用も可能
11月になって、予定納税2期を支払う必要が出てきました。
国税(確定申告, 予定納税)の支払い方法は、下記があります。
予定納税/確定申告 支払い方法
- 窓口支払(税務署)
- コンビニ支払い
- 口座引落
- クレジットカード支払い
住民税と異なり地域ごとの差はありません。
クレジットカード支払いは便利ですが、住民税と同様に手数料が必要です。
国税 クレジットカード支払い
- 納税額上限は1,000万円未満 (かつクレジットカード決済可能額以下)
- 決済手数料:1万円ごとに76円 税別(≒0.84%)
手数料はかかりますが、これまで書いてきたVISA LINE Pay→6gram経由法を使うと、こちらも3%のポイントが獲得可能なので実質2.1%ほどのポイントが獲得可能です。
国税支払いは下記のサイトから行い、必要情報を入力して行います。
決済手数料も同サイトから確認可能です。
VISA LINE Payから必要金額をチャージしておき、クレジットカード情報入力時に6gramのカード情報を入力しましょう。
LINE Payでポイントが付与されていることを確認
VISA LINE Payクレジットカードを使用後、ポイントが付与されるまでは数日間のラグがあります。
だいたいクレジットカード仕様から3日後には付与されていることが多いです。
現在はこの方法でLINEポイントがゲットできますが、類似サービスのKyashはポイント付与対象外であり6gramが対象外となっても不思議ではありません。
追記:2021/3に確定申告の支払いをした際も、ポイント付与対象となりました
6gram経由でもポイントがもらえなくなったら、別の手段を検討したほうが良いでしょう。
Suicaチャージ可能なクレジットカードとしてはビックカメラSuicaカード(1.5%還元)が王道です。
貯まったLINEポイントの使い道 現金化について
VISA LINE Payを使うと、LINEポイントがザクザク貯まります
貯まったLINEポイントの使い道は以下があります
LINEポイントの使い道
- 1.LINE Pay利用時にポイント支払い
- 2.LINE証券を経由し現金化する (手数料220円)
- 3.PayPayボーナスに変換する (オススメ)
※LINEのスタンプ購入などでも利用可能
LINE Pay利用時にポイント支払い
LINE Payアプリでチェックを入れると、ポイントを使った支払いが可能になります
LINEポイントをLINE Payで使うというわかりやすい形です
ただ、ポイント支払い部分にはポイント(3%)が付与されません
LINE証券口座を経由し、現金化する (手数料220円)
LINE証券はLINEの運営するネット証券会社です
証券口座への入金に、LINEポイントを使うことができます
通常は証券口座のお金で株式を購入するわけですが、これをそのまま銀行口座に出金することができます
手数料が220円/1回必要ですが、LINEポイントをダイレクトに現金化できるため有効な消費方法です
PayPayボーナスに変換する
2021/3/16からLINEポイントのPayPayボーナスへの変換が可能になりました
PayPayは利用できるお店が多く、LINE Payよりもこちらのほうがオススメできます
また、3/31までの期間限定ですが25%増量キャンペーンが行われています
LINEポイントの使い道 オススメ
- ポイントがたくさんあるなら、LINE証券を経由し現金化(手数料220円)
- そこまで貯まっていないならPayPayボーナス変換→コンビニ等支払い
がオススメ
まとめ
ポイント
- VISA LINE Payは3%ポイント還元(〜2021/4)が得られる優秀なカード
- ただしSuicaチャージ等はポイント付与対象外
- 6gramを経由することで、Suicaチャージでも3%ポイント還元が得られる
- 使用不可能になる可能性はあるので、ポイント付与履歴をチェックしておく
交通費や税金支払いは必ず必要な出費なので、可能な範囲でポイントを獲得して少しでも出費の削減に努めましょう!