2020年末からドコモのahamoを筆頭に3大キャリアの値下げプランが発表されました
またサブブランドと呼ばれる、UQモバイル/Yモバイルも新プランが発表されました
そこで2021年、どれが最も自分達にあったお得なプランなのか?を検討しました
UQモバイルからの乗り換え先を検討した結果
- ahamo/povo/SoftBank of LINEはほぼ横並び
- サブブランド(UQモバイル/ワイモバイル)は店舗サービスがある2分割高
- 楽天モバイルは無料期間終了後に期待
- 通話プランの自由度が高いpovoに乗り換え予定
UQモバイルからpovoへの乗り換えを決定【ahamo/povo/SoftBank on LINE vs 楽天モバイル vs サブブランド】
前提:現在はUQモバイル スマホプランR × 2回線 月10GB使用
現在のプランはUQモバイルのスマホプランRというプランです
通話プランが自由に選択できることが魅力です
自分と妻の使用量はだいたい以下の通り
月のスマホ使用
- 自分:データ通信 10〜15GB, 通話2分
- 妻:データ通信5〜8GB, 通話30分
これまでの合計料金は5,960円/月でした
UQモバイル 旧プランの料金
- 自分:通話プランなし 2,980円
- 妻:通話パック60分 3,480円
- 家族割:-500円
- 合計:5,960円/月
このプランは廃止になり、2021/2からくりこしプランMという新プランに移行できます
これまで通りの契約なら月500円安くなります
UQモバイルにそのまま残った場合の料金
くりこしプランM ×2
- 自分:通話プランなし 2,480円
- 妻:通話パック60分 2,980円
- 家族割:なし
- 合計:5,460円
ただ、ここで疑問が出てきます
UQモバイル内でこのまま移行するのが良いのか、色々発表された3大キャリアの新プランに移行するのが良いのか?
そこで今回、3大キャリア+楽天モバイル+サブブランド(UQモバイル/ワイモバイル)の新プランを検討してみました
まずは3大キャリア新プラン+楽天モバイルを見ていきます
3大キャリア新プラン(ahamo, Softbank on LINE, povo)+楽天モバイル比較 (2021/3〜)
3大キャリア新プランの比較
3大キャリア新プランを比較してみます
親ブランド | docomo | KDDI | ソフトバンク |
ブランド名 | ahamo | povo | SoftBank on LINE |
サービス開始 | 2021年3月 | ||
月額料金 | 2,980円 | 2,480円 | 2,980円 |
データ通信量 | 20GB | ||
容量超過時速度 | 1Mbps | ||
音声通話 | かけ放題 (5分/1回) | なし (月額500円でかけ放題 5分/1回) |
かけ放題 (5分/1回) |
契約方法 | オンライン限定 | ||
割引 |
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その他 | 国際ローミング(82カ国)無料 |
トッピングが選べる
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LINEがカウントフリー(データ通信量に含めない) |
新プランはすべて1プランのみで、分かりやすくなりました
povoだけ安そうですが、「データ通信量20GB + 5分間かけ放題」なら全て2,980円です
キレイに横並びですが、最下段のその他に各ブランドの違いがあります
3大キャリア新プランの特長
- ahamo:海外データローミング無料
- povo:通話プランなしが選択可能, 200円で24時間データ使い放題などの"トッピング"機能
- SoftBank on LINE:LINEがカウントフリー(データ制限なし)
楽天モバイル
親ブランド | 楽天モバイル |
プラン | Rakuten UN-LIMIT V |
月額料金 | 2,980円 |
データ通信量 | 無制限 (自社エリア外は5GB) |
容量超過時速度 | 1Mbps |
音声通話 | 無制限(Rakuten Link利用時) |
その他 | 1年間無料キャンペーン中(先着300万回線) |
割引 |
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3大キャリアの新プランと比べても、なかなか尖っています
楽天モバイルの特徴
- データ容量が無制限 ※自社エリア内のみ
- 通話は楽天Linkアプリなら無制限
- 自社エリアは拡大中
電波の信頼性では劣るものの、データ容量無制限や通話無制限なのは魅力
ただ逆に言うと、
データ容量は20GBでOK、量よりも質が欲しい人は3大キャリア新プランが良い
3大キャリア新プラン+楽天モバイル
3大キャリアは5分かけ放題なら20GB/2,980円でほぼ同じ
それぞれの特徴は下記
- ahamo:海外データローミング無料
- povo:通話プランなしが選べる, “トッピング”が可能
- Softbank on LINE:LINEが無制限に利用可能
楽天モバイルは別枠
- 楽天モバイル:自社エリアではデータ容量制限なしだが、通信は不安定
先着300万名まで1年間無料キャンペーン
続いて、サブブランド(ワイモバイル・UQモバイル)の新プランを見ていきます
サブブランド新プラン比較(2021/2〜)
UQモバイル 新プラン くりこしプランS/M/L
UQモバイルの新プランがくりこしプランです
2021年2月から開始されます。こちらは3種類に分かれます
くりこしプラン (2021/2〜) |
S | M | L |
月額料金 | 1,480円 | 2,480円 | 3,480円 |
データ通信量 | 3GB | 15GB | 25GB |
容量超過時速度 | 300kbps | 1Mbps | |
データくりこし | 余ったデータ通信量は翌月までくりこし可 | ||
音声通話 | なし | ||
通話プラン |
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割引 |
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比較のため旧プラン(スマホプラン)を貼っておきます
スマホプラン (旧プラン) |
S | R |
月額料金 | 1,980円 | 2,980円 |
データ通信量 | 3GB | 10GB |
容量超過時速度 | 300kbps | 1Mbps |
データくりこし | 余ったデータ通信量は翌月までくりこし可 | |
音声通話 | なし | |
通話プラン |
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割引 |
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何が違うのか?というと、下記のようになります
UQモバイル旧プラン→新プランの変更点
- 最小容量プラン:データ通信量据え置きで-500円
- 中容量プラン:データ通信量+5GBで-500円
- 家族割引・固定回線セット割引は廃止
値下げ&データ量増加と、かなりサービスが向上しました
ただ(同社の)povoなら20GB/2,480円なので、2,480円/15GBのUQモバイルは相対的に割高に見えます
これは店舗サービスの有無で使い分けをして欲しい、ということのようです
- オンラインのみで完結, 実店舗なしでもOKな人:povo
- 実店舗でのサービス/相談を受けたい人:UQモバイル
UQモバイル新プラン
旧プランよりデータ容量UP&値下げだが、3大キャリアが安くなり相対的に割高感
店舗サービス重視派ならアリ
ワイモバイル 新プラン シンプルS/M/L
ワイモバイルの新プランがシンプルプランです
2021年2月より開始されます
シンプルプラン (2021/2〜) |
S | M | L |
月額料金 | 1,980円 | 2,980円 | 3,780円 |
データ通信量 | 3GB | 10GB | 20GB |
容量超過時速度 | 300kbps | 1Mbps | |
データくりこし | 余ったデータ通信量の翌月くりこし不可 | ||
音声通話 | なし | ||
通話プラン |
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割引 |
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比較のため、旧プラン(スマホベーシックプラン)は下記です
スマホベーシックプラン | S | M | R |
月額料金 | 2,680円 | 3,680円 | 4,680円 |
データ通信量 | 3GB | 10GB | 14GB |
容量超過時速度 | 300kbps | 1Mbps | |
データくりこし | 余ったデータ通信量の翌月くりこし不可 | ||
音声通話 | かけ放題 (10分/1回)標準付属 | ||
通話プラン | かけ放題 (24時間):1,000円/月 | ||
割引 |
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何が違うのか?というと下記のようになります
ワイモバイル 旧プラン→新プランの変更点
- 新規割(最初の6ヶ月だけ-700円)が廃止され、わかりやすくなった
- 国内通話かけ放題(10分以内)が標準から外れた
旧プランとの比較ではメリットがありますが、こちらも(同社の)Softbank on LINEと比べてやや割高に見えます
オンライン専門ブランド/実店舗ありという違いはこちらも同じです
- オンラインのみで完結, 実店舗なしでもOKな人:SoftBank on LINE
- 実店舗でのサービスが欲しい人:ワイモバイル
ただワイモバイル新プランは、UQモバイル vs ワイモバイルでも劣勢です
10GB容量帯比較 (2021/2〜) |
UQモバイル | ワイモバイル |
プラン名 | くりこしプランM | シンプルプランM |
月額料金 | 2,480円 | 2,980円 |
データ通信量 | 15GB | 10GB |
容量超過時速度 | 1Mbps | |
余ったデータ容量の翌月くりこし | 可 | 不可 |
音声通話 | なし | |
通話プラン |
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割引 | なし |
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ワイモバイル 新プラン
新規割(7ヶ月目から高くなる)が廃止されわかりやすくなったが、UQモバイルと比べても割高になってしまった
プランの自由度の高さからpovoへの乗り換えを決定
ここまで3大キャリア新ブランド+楽天モバイル+サブブランド新プランを見てきました
比較した結論としては、UQモバイルからの乗り換え先はpovoが最も無難と感じました
UQモバイル→povo乗り換えのメリット
- UQモバイルの新プランよりデータ通信量が5GB増える(15GB→20GB)
- 月額料金は2,480円で変わらない
- 通話プランなしが選べる(これはUQモバイルも)
- ネット環境のない当直時に、200円で24時間データ無制限は便利
ただ家族割がないため、夫婦同時乗り換えが必須でないのもまた事実です
UQモバイルからpovoに乗り換えられるのは2021/3から
実はUQモバイル新プランとpovoの開始時期には微妙に違いがあります
ポイント
- UQモバイル新プラン開始:2021/2/1〜
- povoサービス開始:2021/3〜(詳細未定)
よって、3月までの間はUQモバイルにとどまるのが無難と言えそうです
なおUQモバイル-au-povo間の移行は2021/4から無料で可能になるとのこと
auとUQ mobile、MNP転出手数料を4月から撤廃 - ITmedia Mobile
まとめ:時はスマホ料金戦国時代、サービスの質は上がり続ける
楽天モバイルが「日本のスマホの料金は高すぎる」というセリフと攻めたプランで話題になったのは2020年4月
- 2,980円/月 ※1年間無料
- データ通信量無制限 ※自社エリア外は5GB/月
- 容量超過時速度1Mbps
菅総理大臣の就任もあり、そこから1年も経たずにスマホ料金戦国自体に突入しました
- 2020/5〜6:UQモバイル&ワイモバイル新プラン発表 3,480円/10GB
容量超過時1Mbps&かけ放題 (10分/1回) - 2020/12:ahamoとSoftBank on LINE発表2,980円/20GB
- 2021/1:povo発表 2,980円/20GB
こうして楽天モバイルはすっかり弱くなってしまったわけですが…
4月から始まった1年間無料キャンペーンが終わる、2021/4以降の戦略に期待しましょう
3大キャリア新プラン+楽天モバイル+サブブランド新プランまとめ
- 3大キャリア新プラン(ahamo/povo/SoftBank on LINE)は20GB/2,980円で横並び
- 3大キャリアから選ぶなら月額料金・通信量"以外"に注目する
- 楽天モバイルは相対的に弱体化, 今後に期待
- UQモバイル新プランは店舗サービス重視ならアリ
- ワイモバイル新プランは価格でもデータ通信量でもUQモバイルより劣る