私はインデックス投資という投資手法を2018年の8月から継続的に行っています。
今回は2023年末ということで運用成績をまとめました
2023年末のインデックス投資結果
- 開始約5.5年
- 評価金額:1,985.5万円 (国内株式 20.3%/海外株式 79.7%)
※2022年末:1,243.6万円 (国内株式 21.5%/海外株式 78.5%) - 損益:+629.2万円 (+46.4%)
※2022年末:+204.9万円 (+19.7%)
本記事では具体的な金融商品ごとの運用成績などを紹介していきます
昨年(2022年末)の運用成績は下記
-
2022年 インデックス投資の成績を振り返る【開始4.5年】
続きを見る
2023年 インデックス投資の現状・成績まとめ
インデックス投資とは
インデックス(株価指数;日経平均やTOPIXなど)に連動した値動きを目指す投資信託(ファンド)をインデックスファンドといいます
インデックス投資とは、このインデックスファンドを購入していく投資手法です。毎月一定額を購入していくことが基本となります。
ポイント
- インデックス(株価指数):日経平均, TOPIX, S&P500等
- インデックスファンド:インデックスに追従した値動きのファンド(投資信託)
- 投資信託:色々な会社の株式詰め合わせパック
1つの会社の株式だけを買うのに比べて値動きがマイルドになる - インデックス投資:長期的に見ると安定したリターンが期待できる
市場平均程度のリターンが得られ、長期で見ると経済成長が期待できるため"負けづらい"投資手法とされます。
インデックス投資について分かりやすく書かれた書籍としては下記がおすすめです。
税金がお得になったり、ポイントが貰える制度がいくつかあるため、
インデックス投資の内訳
- iDeCo
- つみたてNISA
- 楽天証券 楽天キャッシュ/クレジットカード決済
- その他
の4つに分けて成績を見ていきます
iDeCo:年間購入75.6万円 (損益 +156.4万円 47.0%)
iDeCoは税金面で有利な、自分年金の一種です
ポイント
- 積立金が全額所得控除となる
- 運用益が非課税
- 受給時に所得控除が受けられる
詳しくは下記の記事で書いています
-
iDeCoで資産形成を目指す
続きを見る
自分はSBI証券 オリジナルプランに加入しています
iDeCo
- 銘柄:DCニッセイ外国株式インデックス
- 対象市場/インデックス:先進国株式(MSCI-コクサイ)
- 毎月購入金額:6.8万円→1.2万円(勤務先変更のため)
- 年間購入金額:48.0万円
- 合計購入金額:234.2万円 (2022年末) → 282.2万円 (2023年末)
- 評価金額:281.2万円 (2022年末) → 430.4万円 (2023年末)
- 損益:+148.2万円(+52.5%)
iDeCo(自分) | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
年別購入金額 | ¥2.3万 | ¥27.6万 | ¥59.1万 | ¥81.6万 | ¥63.6万 | ¥48.0万 |
累計購入金額 | ¥2.3万 | ¥29.9万 | ¥89.0万 | ¥170.6万 | ¥234.2万 | ¥282.2万 |
評価金額 | N/A | ¥32.9万 | ¥100.6万 | ¥228.9万 | ¥281.2万 | ¥430.4万 |
損益 | N/A | ¥3.0万 | ¥11.6万 | ¥58.3万 | ¥47.0万 | ¥148.2万 |
損益率 | N/A | +10.2% | +13.1% | +34.2% | +20.1% | +52.5% |
今年1年間の推移グラフは下記のとおりです
今年は概ね好調に推移していました
その他に妻の枠で今年から購入している「楽天全世界株バンガード楽天DC」(楽天証券)もあります
iDeCo(妻) | 2022年 | 2023年 |
年別購入金額 | ¥22.7万 | ¥27.6万 |
累計購入金額 | ¥22.7万 | ¥50.3万 |
評価金額 | ¥21.9万 | ¥58.4万 |
損益 | -¥0.8万 | ¥8.1万 |
損益率 | -3.6% | +16.2% |
こちらの推移は下記の通り
昨年末時点ではマイナス評価でしたが、今年はプラスで着地しました
つみたてNISA:年間購入80.0万円 (損益 +168.6万円 47.3%)
つみたてNISAも税金面で有利な制度です
ポイント
- 運用益が非課税となる
- 運用商品が手数料の低いものに厳選されている(金融庁セレクト)
詳しくは下記の記事で書いています
-
つみたてNISAで資産形成 楽天証券・楽天カード併用
続きを見る
年間上限が40万円/一人ですが、妻の枠も合わせて80万円を投資しました
つみたてNISAは今年で終了となり、新しいNISA制度へ以降されます
国内株式ファンド
以前積み立てていたファンドのため、今年は購入を行なっていません
つみたてNISAその1
- 銘柄:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- 対象市場/インデックス:国内株式(TOPIX)
- 年間購入金額:0万円
- 合計購入金額:95万円 (2022年末) → 95万円 (2023年末)
- 評価金額:124.1万円 (2022年末) → 156.7万円 (2023年末)
- 損益:+61.7万円(+64.9%)
つみたてNISA 国内 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
年別購入金額 | ¥40.0万 | ¥40.0万 | ¥95.0万 | ¥95.0万 | ||
累計購入金額 | ¥40.0万 | ¥80.0万 | ¥15.0万 | ¥95.0万 | ||
評価金額 | ¥36.4万 | ¥88.5万 | ¥110.2万 | ¥126.9万 | ¥124.1万 | ¥156.7万 |
損益 | ¥-3.6万 | ¥8.5万 | ¥15.2万 | ¥31.9万 | ¥29.1万 | ¥61.7万 |
損益率 | -9.0% | +10.6% | +16.0% | +33.6% | +30.7% | +64.9% |
今年1年間の推移グラフは下記の通り
月ごとの損益率でみると+35.0%(3月)〜+68.6%(11月)と、1年を通じて好調な推移でした(2022年は最も成績が良い月で+37.3%)
先進国株式ファンド
つみたてNISAその2
- 銘柄:eMAXIS Slim 先進国株式
- 対象市場/インデックス:先進国株式(MSCI-コクサイ)
- 年間購入金額:40万円
- 合計購入金額:105万円 (2022年末) → 145万円 (2023年末)
- 評価金額:117.3万円 (2022年末) → 200.7万円 (2023年末)
- 損益:+55.7万円(+38.4%)
つみたてNISA 先進国 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
年別購入金額 | ¥25.0万 | ¥40.0万 | ¥40.0万 | ¥40.0万 |
累計購入金額 | ¥25.0万 | ¥65.0万 | ¥105.0万 | ¥145.0万 |
評価金額 | ¥27.1万 | ¥81.5万 | ¥117.3万 | ¥200.7万 |
損益 | ¥2.1万 | ¥16.5万 | ¥12.3万 | ¥55.7万 |
損益率 | +8.3% | +25.4% | +11.7% | +38.4% |
今年1年間の推移グラフは下記の通り
当たり前ですが、(連動指数が同じ)iDeCoと同様、元本割れすることなく良好な推移となりました
全世界株式ファンド
妻のつみたてNISA枠では全世界株式(MSCI-ACWI連動)を購入しています
グラフは省略しますが、33,333円/月を楽天証券にて積み立てています
楽天証券:年間購入 60万円 (損益 +78.6万円 35.7%)
楽天証券では、楽天キャッシュ決済を利用して5万円/月の投資信託購入を行っていました
本来は"楽天カードから"楽天キャッシュへチャージを行うことで0.5%のポイントがゲットできるというものですが、自分はマリオットボンヴォイアメックス(MBA)という別のカードで(au PAYとnanacoを経由して)楽天ギフトカードを購入してチャージを行っていました。
- MBAは400万円/年決済で特典が得られ、楽天ギフトカード購入分も対象になる
- au PAYチャージ時に200円につき0.5%マリオットポイントがゲットできる(楽天カード無印と差がない)
詳細は下記参照
私のマリオットアメックス400万円決済の攻略方法_2023年は決済修行でプラチナ目指します!|夫は公務員マイラー
楽天証券 クレジットカード/楽天キャッシュ決済
- 銘柄:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- 対象市場/インデックス:日本を除く全世界株式(MSCI ACWI ex Japan)
- 毎月購入金額:5万円
- 年間購入金額:60万円
- 合計購入金額:150万円 (2022年末) → 210万円 (2023年末)
- 評価金額:164.0万円 (2022年末) → 281.7万円 (2023年末)
- 損益:+71.7万円(+34.1%)
楽天カード クレジット決済 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
年別購入金額 | ¥30.0万 | ¥60.0万 | ¥60.0万 | ¥60.0万 |
累計購入金額 | ¥30.0万 | ¥90.0万 | ¥150.0万 | ¥210.0万 |
評価金額 | ¥32.6万 | ¥110.6万 | ¥164.0万 | ¥281.7万 |
損益 | ¥2.6万 | ¥20.6万 | ¥14.0万 | ¥71.7万 |
損益率 | +8.5% | +22.9% | +9.3% | +34.1% |
楽天証券×楽天カード/楽天キャッシュのキャッシュバックは紆余曲折を経て、現在は0.5%が基本値になっています
その他:年間購入 102.0万円 (損益 +251.3万円 56.2%)
各種優遇制度の外側で、自主的に購入している枠です
自主的購入枠
- 合計購入金額は8.5万円/月
- 先進国株式 3.5万円/月 + 国内株式 5.0万円/月※
※SBI証券+三井住友カード積立(5万円まで1%ポイント還元)を利用中
国内株式ファンドと先進国株式ファンドに分けます
国内株式ファンド
その他その1
- 銘柄:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- 対象市場/インデックス:国内株式(TOPIX)
- 年間購入金額:60.0万円
- 合計購入金額:124.3万円 (2022年末) → 184.3万円 (2023年末)
- 評価金額:129.5万円 (2022年末) → 229.2万円 (2023年末)
- 損益:+44.9万円(+24.4%)
自主的枠 国内 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
年別購入金額 | ¥23.1万 | ¥39.6万 | ¥61.6万 | ¥60.0万 |
累計購入金額 | ¥23.1万 | ¥62.7万 | ¥124.3万 | ¥184.3万 |
評価金額 | ¥24.8万 | ¥69.2万 | ¥129.5万 | ¥229.2万 |
損益 | ¥1.7万 | ¥6.5万 | ¥5.2万 | ¥44.9万 |
損益率 | +7.2% | +10.4% | +4.2% | +24.4% |
先進国株式ファンド
その他その2
- 銘柄:eMAXIS Slim 先進国株式
- 対象市場/インデックス:先進国株式(MSCI-コクサイ)
- 年間購入金額:42.0万円
- 合計購入金額:220.9万円 (2022年末) → 262.9万円 (2023年末)
- 評価金額:317.3万円 (2022年末) → 469.3万円 (2023年末)
- 損益:+206.4万円(+78.5%)
自主的枠 先進国 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
年別購入金額 | ¥32.0万 | ¥76.8万 | ¥53.7万 | ¥37.2万 | ¥21.2万 | ¥42.0万 |
累計購入金額 | ¥32.0万 | ¥108.8万 | ¥162.5万 | ¥199.7万 | ¥220.9万 | ¥262.9万 |
評価金額 | ¥30.2万 | ¥117.4万 | ¥219.3万 | ¥308.2万 | ¥317.3万 | ¥469.3万 |
損益 | ¥-1.8万 | ¥8.6万 | ¥33.7万 | ¥108.5万 | ¥96.4万 | ¥206.4万 |
損益率 | -5.6% | +7.9% | +18.2% | +54.3% | +43.7% | +78.5% |
投資歴が最も長いファンドなので、他と比較して規模が大きくなっています
まとめ:5.5年で約2000万円
これまでの4つを合計したまとめです
2023年 インデックス投資成績まとめ
- 年間購入金額:317.6万円
- 年間購入内訳:iDeCo 75.6万円/つみたてNISA 80万円/楽天証券 60万円/その他 102万円
- 累計購入金額:1,356.3万円
- 累計評価金額:1,985.5万円
国内:海外=20.3%:79.7% - 通算損益:+629.2万円 (+46.4%)
理想としては、市場規模に合わせて国内株式比率10〜20%を目指しています
現状は以前購入した分が多いため少し国内比率高めですが、毎月の投資金額は海外株式に振って比率が下がってきています。
今年はほぼ年始に立てた計画通りに投資信託購入を進めることができ、評価金額ベースで見ても好調に推移した1年間だったと思います
各年の成績
過去の成績をまとめ、表にしました
インデックス投資成績(年末) | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
年間購入金額 | ¥74.3万 | ¥144万 | ¥215.9万 | ¥298.3万 | ¥305.8万 | ¥317.9万 |
合計購入金額 | ¥74.3万 | ¥218.7万 | ¥434.6万 | ¥732.9万 | ¥1,038.7万 | ¥13,56.3万 |
評価金額 | ¥68.9万 | ¥238.8万 | ¥501.6万 | ¥980.0万 | ¥12,43.6万 | ¥19,85.5万 |
損益 | ¥-5.3万 | ¥20.1万 | ¥67.0万 | ¥247.1万 | ¥204.9万 | ¥629.2万 |
損益率 | -7.2 | +9.2% | +15.4% | +33.7% | +19.7% | +46.4% |
投資金額はここ3年ほど300万円付近をキープしています
評価金額について、2022年は停滞が続いていましたが、それと比較して2023年は大きく飛躍した1年でした
投資開始時点から半年ごとにプロットしたグラフは下記のようになります
まあよく言われるとおりで相場は浮き沈みがあるので、リスク許容度の中で投資をすることが大原則でしょう
来年の展望
今年の振り返りを終えて、来年の投資予定についてです
2024年のインデックス投資予定
- iDeCo:42.0万円(夫婦)
- 新NISA:360万円(自分) + 60万円(? 妻)
- 楽天証券:10万円 × 12ヶ月
- 合計:582万円
2024年からはNISA枠の大幅拡充が行われます
- 年間投資上限:つみたて投資枠120万円 + 成長投資枠240万円 (1,800万円/生涯)
- 非課税保有期間:20年(つみたてNISA)→永年化
このため、下記の方針を立てました
- iDeCoはそのまま満額
- 新NISAで自分は年間上限額360万円を購入。妻は未定
- 楽天証券での楽天キャッシュ/楽天カードを利用した決済は(現在の5万円/月から)上限額の10万円/月にUP
- もともと「自主的枠」として特定口座で購入していた積み立てはストップして、新NISAに一本化(SBI証券)
- この結果投資金額は倍近くなるが、余剰資金は問題なし
当ブログでは今後もインデックス投資の成績を公開していきます