2020年秋発売のiPhone 12 Pro Maxを買って1ヶ月が経ちました
iPhone 7(2016年発売)から4年ぶりに買い替えで、かなり大型化しました
「大型スマホは邪魔では?使いにくそう」と思っている方も多いでしょう
ただ今回大型スマホiPhone 12 Pro Maxを使って、メリットも多かったのでそれを紹介していきます
iPhone 12 Pro Maxで感じたメリット・デメリット
- 大型のため動画や文書ファイルが見やすい
- バッテリー持ちが良い
- カメラ性能が数年前と比べて圧倒的に向上(レンズも増加)
- 落とすリスクが上がるので、ケース等の落下予防対策が必須
- 画面端が遠く片手ではやや扱いづらい
iPhone 12 Pro Max レビュー 大型スマホのメリット/デメリット
iPhone 12 Pro Max スペック iPhone 7と比較
簡単にiPhone12 Pro MaxのスペックをiPhone 7と比較します
スペック比較 | iPhone 12 Pro Max | iPhone 7 |
発売日 | 2020/11/13 | 2016/9/16 |
本体サイズ | 160.8 × 78.1mm | 138.3 × 67.1mm |
画面インチ数 | 6.7 | 4.7 |
ディスプレイ解像度 | 2,778 × 1,284 | 1,334 × 750 |
重量 | 226g | 138g |
バッテリー容量 | 3,687mAh | 1,960mAh |
カメラ(35mm判換算) | 14mm (超広角) 26mm (標準) 65mm (望遠)→2.5倍ズーム |
28mm |
防水/防塵 | IP68相当 水深6mで30分 | IP67相当 水深1mで30分 |
このスペックの差によって、どのようなメリットがあるのか見ていきます
iPhone 12 Pro Max メリット
- 画面サイズが大きい
- バッテリーが長持ち
- 動作が早い
- カメラ性能が高い
- 無線充電に対応
一つずつ見ていきます
画面が大きいため情報量が増える
本体サイズ大型化+Touch IDの廃止で、実際画面サイズは相当大きくなりました
サイズ比較 | iPhone 12 Pro Max | iPhone 7 |
本体サイズ (高さ × 幅) | 160.8 × 78.1mm | 138.3 × 67.1mm |
画面インチ数 | 6.7 | 4.7 |
ディスプレイ解像度 | 2,778 × 1,284 | 1,334 × 750 |
サイズが大きいと、同じものを表示しても見やすさが上がります
解像度も高いため、PDFファイル(自炊したものや論文)を開いて見る・YouTubeで動画を見る・Kindleで本を読むなどコンテンツ閲覧の利便性がかなり上がります
書籍を電子化してPDFファイルを自炊する方法は下記
-
【自炊】裁断・スキャンで書籍をPDF化するメリットや方法【本棚整理】
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またそれ以上に大きいのが「1画面での情報量が増える」こと
例えばブラウザでYahoo!のニュース一覧を表示してみます
1画面での表示量 Yahoo!ニュース
- iPhone 12 Pro Max:11記事+α(区切り)
- iPhone 7:8記事
と、約1.5倍の表示が可能です
表示量が増えればそれだけ一度に得られる情報が増える&スクロールの手間が減ります
ポイント
- 画面が大きいとコンテンツの閲覧(動画・PDFファイル)がしやすくなる
- 1画面での表示量が多い→スクロールの手間が減る
バッテリーが長時間持つ
本体が大型な分、iPhone 12 Pro Maxの方がiPhone 7よりバッテリー容量も大きめ
機種 | iPhone 12 Pro Max | iPhone 7 |
バッテリー容量 | 3,687mAh | 1,960mAh |
スペック上は1.9倍ほどのバッテリー容量があります
実際に使ってみる
実際の使用感としては
ポイント
- iPhone 12 Pro Max:夜遅くなければ一日モバイルバッテリーなしでOK
- iPhone 7:夕方にはモバイルバッテリーが必要
(昼過ぎにバッテリー残量50%台)
※iPhone 7ではバッテリーが経年劣化のため最大容量92%しかないというのもあります
午後早めに終わる仕事の場合は、モバイルバッテリーなしで十分になりました
動作が早く待ち時間が少ない
4年間を経てスペックが大きく進化しています
AnTuTuベンチマークスコア
- iPhone 12 Pro Max:616,015点
- iPhone 7:188,124点
スコアでは3倍以上の差があります
実際の挙動比較として、ポケモンGOの起動速度で比べてみました
ポケモンGO 起動するまでの速度
- iPhone 12 Pro Max:8.34秒
- iPhone 7:12.38秒
結果は約4秒、1.5倍ほどの差が出ました
ゲーム系アプリはやはり時間がかかるので、差が付きやすいです
ただ他のアプリ(メルカリやブラウザの読み込みなど)も細かい差は確実にあります
ポイント
アプリ使用時の待ち時間が少ない→ストレスが減り時短になる
カメラ性能が段違い
ここ数年のスマホで最も進化したのがカメラ性能です
2眼・3眼など、複数のカメラを搭載したスマホが一般的になりました
機種 | iPhone 12 Pro Max | iPhone 7 |
カメラ(35mm判換算) | 14mm (超広角) 26mm (標準) 65mm (望遠)→2.5倍ズーム |
28mm |
同じ焦点距離のレンズだけ比較してみました
iPhone 12 Pro Maxの方が曇り空でもコントラストがはっきりと出る
また画角が広いため撮影範囲が少し広がります(写真左部分)
超広角(14mm)で撮影するとより広い範囲が写るため、情報量が増えます
満開の桜や広い青空を撮影したい際など、広角カメラでは情報量を増やせるのがメリット
望遠機能に関しても、望遠レンズ(65mm)があり、標準撮影の2.5倍まで拡大可能です
iPhone 7のころはデジタルズーム(画像の一部を拡大)しかなく画質は難ありでした
また望遠レンズがあると、モノ撮影の際に歪みの少ない写真が撮影できます
メルカリでの商品撮影にも便利です
メルカリ・ラクマでの商品写真撮影については下記でも書きました
-
メルカリ・ラクマで150品以上出品して良かったこと、高く売るためのコツ【フリマアプリ】
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カメラ
- ここ数年のスマホで最も進化した分野がカメラ
- 超広角レンズ・望遠レンズがありスマホ1台でかなりの範囲がカバーできる
ワイヤレス充電は便利
iPhone 7の翌年、iPhone 8から搭載されているのがワイヤレス充電機能です
スタンド型はスタンドとしても利用可能&ズレて充電ミスすることがないのでおすすめ
-
【スタンド型】 Anker PowerWave 10 Stand (改善版)をiPhone 12 Pro Maxで使う
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ただ無線充電をするとスマホリングが付けられなくなるため、リングストラップで対応するのが良いでしょう
-
ワイヤレス充電とスマホリングの両立【リングストラップ】
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ワイヤレス充電
- ワイヤレス充電でケーブルを接続するひと手間がゼロになる
- スマホリングが使えなくなるため、リングストラップでの代用がおすすめ
ここまでiPhone7→iPhone 12 Pro Maxに乗り換えたメリットを見てきました
続いてデメリットについて見ていきます
iPhone 12 Pro Max デメリット
大型化&重量増加によるデメリットがいくつかあります
注意ポイント
- 持ちづらく落としやすい→ケースとスマホリングで落下予防
- ポケットに入れづらい
- 画面の端まで指が届かない
- 重い→慣れる
持ちづらく落としやすい
どうしてもスマホをホールドしづらくなるため、落としそうになります…
ということで落下予防対策が必須
770cmから落としてもスマホが壊れない超頑丈ケース、ライノシールドがおすすめです
-
RhinoShield Mod NXをiPhone 12 Pro Maxで使う
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このケースはストラップホールがあるので、リングストラップを通せばさらに万全です
ポケットに入れづらい
秋〜冬はコートポケットに入れるとして、春や夏は鞄の中かパンツのポケットになります
ただ困るのが、自転車に乗るとき
パンツのポケットに入れるとペダリングの邪魔になる
ということで、自転車乗りはスマホホルダーを購入して対処するのがおすすめ
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画面の端まで指が届かない
画面サイズが大きくなるので、どうしても画面の端には指が届きにくくなります
とくに電車内など、片手で使う状況ではややストレスになります
一応、画面下部を下にスワイプすることで画面を下げることができます
ただこの動作をするのも手間なので、片手使用が多い人・手が小さい人は扱いづらいでしょう
重い
大型化に伴い重さも増加しています
iPhone 12 Pro Max | iPhone 7 | |
重量 | 226g | 138g |
ケースをつけた場合はさらに重くなります
ただ重さに関しては1週間くらいで慣れました
先述したとおりモバイルバッテリーの持ち運びが基本的に不要なので、実際のところはそこまで変わらない気もします
まとめ:食わず嫌いせずに経験することが大事
スマホの歴史は大画面化の歴史です
iPhoneの歴代モデルとディスプレイサイズは下記の通り
発売年 | 機種名 | ディスプレイサイズ(インチ) |
2010 | iPhone 3GS | 3.5 |
2012 | iPhone 5 | 4 |
2014 | iPhone 6/6 Plus | 4.7/5.5 |
2016 | iPhone 7/7 Plus | 4.7/5.5 |
2017 | iPhone 8/8 Plus | 4.7/5.5 |
iPhone X | 5.8 | |
2018 | iPhone XS/XS Max | 5.8/6.5 |
iPhone XR | 6.1 | |
2020 | iPhone 12 mini/12 | 5.4/6.1 |
iPhone 12 Pro/12 Pro Max | 6.1/6.7 |
とくにここ2年は、Androidを含め多くのスマホが6.0インチ以上になりました
例えば今年発売されて話題になったスマホでいうと下記の通り
- Galaxy Note20 Ultra:6.9インチ
- Redmi Note 9S:6.7インチ
- Xperia 1 Ⅱ:6.5インチ
- Pixel 5:6インチ
つまり、画面大型化は今のスマホのトレンドです
大きいのは使いにくいと思い長年iPhone 7で頑張っていましたが、今回試しに一番大きな12 Pro Maxにして便利さを痛感しました
もちろん大型化するメリットがあるからどのメーカーも大型化しているわけです
画面大型化のメリット
- 書類やPDFの閲覧がしやすくなる
- 1画面での表示量が増え、スクロールの手間が減る
- バッテリーが長持ちする
- カメラ性能が上がる(センサーサイズ大型化・複数レンズ搭載)
そんなわけで、今回は学びが色々とありました
iPhone 12 Pro Maxを使って学んだこと
- 何事も経験が大事:大型スマホを使ってみないと良さはわからない
- 大型スマホはコンテンツ視聴が快適でバッテリー持ちも良い
- スマホの進歩は著しい:とくにカメラ性能
- 使う時間が長い商品は、ある程度頻繁にアップグレードする
- まだ使えるから…で小さな待ち時間とストレスを増やすのは人生の無駄
自分の場合、スマホの使用時間は平均で4時間/日くらいはあります
触れる時間が長いものにはしっかりお金をかけるべきだと感じました