私はインデックス投資という投資手法を2018年の8月から継続的に行っています。
今回は2022年末ということで運用成績をまとめました
2022年末のインデックス投資結果
- 開始約4.5年
- 評価金額:1,243.6万円 (国内株式 21.5%/海外株式 78.5%)
※2021年末:980.0万円 (国内株式 21.4%/海外株式 78.6%) - 損益:+204.9万円 (+19.7%)
2021年末:+247.1万円 (+33.7%)
本記事では具体的な金融商品ごとの運用成績などを紹介していきます
昨年(2021年末)の運用成績は下記
-
2021年 インデックス投資の成績を振り返る【開始3.5年】
続きを見る
2022年 インデックス投資の現状・成績まとめ
インデックス投資とは
インデックス(株価指数;日経平均やTOPIXなど)に連動した値動きを目指す投資信託(ファンド)をインデックスファンドといいます
インデックス投資とは、このインデックスファンドを購入していく投資手法です。毎月一定額を購入していくことが基本となります。
ポイント
- インデックス(株価指数):日経平均, TOPIX, S&P500等
- インデックスファンド:インデックスに追従した値動きのファンド(投資信託)
- 投資信託:色々な会社の株式詰め合わせパック
1つの会社の株式だけを買うのに比べて値動きがマイルドになる - インデックス投資:長期的に見ると安定したリターンが期待できる
市場平均程度のリターンが得られ、長期で見ると経済成長が期待できるため"負けづらい"投資手法とされます。
インデックス投資について分かりやすく書かれた書籍としては下記がおすすめです。
税金がお得になったり、ポイントが貰える制度がいくつかあるため、
インデックス投資の内訳
- iDeCo
- つみたてNISA
- 楽天証券 楽天キャッシュ決済
- その他
の4つに分けて成績を見ていきます
iDeCo:年間購入86.3万円 (損益 +46.2万円 18.0%)
iDeCoは税金面で有利な、自分年金の一種です
ポイント
- 積立金が全額所得控除となる
- 運用益が非課税
- 受給時に所得控除が受けられる
詳しくは下記の記事で書いています
-
iDeCoで資産形成を目指す
続きを見る
自分はSBI証券 オリジナルプランに加入しています
iDeCo
- 銘柄:DCニッセイ外国株式インデックス
- 対象市場/インデックス:先進国株式(MSCI-コクサイ)
- 毎月購入金額:6.8万円
- 年間購入金額:63.6万円※
- 合計購入金額:170.6万円 (2021年末) → 234.2万円 (2022年末)
- 評価金額:228.9万円 (2021年末) → 281.2万円 (2022年末)
- 損益:+47.0万円(+20.1%)
※一時期常勤だったため6.8万円x12ヶ月の81.6万円より少ない
iDeCo(自分) | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
年別購入金額 | ¥2.3万 | ¥27.6万 | ¥59.1万 | ¥81.6万 | ¥63.6万 |
累計購入金額 | ¥2.3万 | ¥29.9万 | ¥89.0万 | ¥170.6万 | ¥234.2万 |
今年1年間の推移グラフは下記のとおりです
+20.1%(12月)〜+38.9%(4月)と値動きがなかなか激しい1年間でした
その他に妻の枠で今年から購入している「楽天全世界株バンガード楽天DC」(楽天証券)もあります
iDeCo(妻) | 2022年 |
年別購入金額 | ¥22.7万 |
こちらの推移は下記の通り
びみょ〜なプラス幅で推移していましたが、月末でマイナスになってしまいました。気長にやっていきましょう
つみたてNISA:年間購入76.7万円 (損益 +38.0万円 13.7%)
つみたてNISAも税金面で有利な制度です
ポイント
- 運用益が非課税となる
- 運用商品が手数料の低いものに厳選されている(金融庁セレクト)
詳しくは下記の記事で書いています
-
つみたてNISAで資産形成 楽天証券・楽天カード併用
続きを見る
年間上限が40万円/一人ですが、妻の枠も合わせて80万円弱を投資しました
国内株式ファンド
以前積み立てていたファンドのため、今年は購入を行なっていません
つみたてNISAその1
- 銘柄:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- 対象市場/インデックス:国内株式(TOPIX)
- 年間購入金額:0万円
- 合計購入金額:95万円 (2021年末) → 95万円 (2022年末)
- 評価金額:126.9万円 (2020年末) → 124.1万円 (2021年末)
- 損益:+29.1万円(+30.7%)
つみたてNISA 国内 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
年別購入金額 | ¥40.0万 | ¥40.0万 | ¥95.0万 | ¥95.0万 | ¥95.0万 |
累計購入金額 | ¥40.0万 | ¥80.0万 | ¥15.0万 | ¥95.0万 | ¥95.0万 |
今年1年間の推移グラフは下記の通り
為替リスクのないファンドのため、+26.2(2月)〜+37.3%(11月)と先進国株式と比較して少ない振れ幅になりました
先進国株式ファンド
つみたてNISAその2
- 銘柄:eMAXIS Slim 先進国株式
- 対象市場/インデックス:先進国株式(MSCI-コクサイ)
- 年間購入金額:40万円
- 合計購入金額:25万円 (2020年末) → 65万円 (2021年末)
- 評価金額:27.1万円 (2020年末) → 81.5万円 (2021年末)
- 損益:+16.5万円(+25.4%)
つみたてNISA 先進国 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
年別購入金額 | ¥25.0万 | ¥40.0万 | ¥40.0万 |
累計購入金額 | ¥25.0万 | ¥65.0万 | ¥105.0万 |
今年1年間の推移グラフは下記の通り
当たり前ですが、(連動指数が同じ)iDeCoと同様、元本割れすることなく良好な推移となりました
全世界株式ファンド
妻のつみたてNISA枠では全世界株式(MSCI-ACWI連動)を購入しています
グラフは省略しますが、33,333円/月を楽天キャッシュ決済にて積み立てています
楽天証券:年間購入 60万円 (損益 +17.4万円 10.9%)
元々は楽天証券+楽天カードで投資信託を購入すると、1%のポイントバックがありました
-
【楽天証券】楽天カード クレジット決済でポイントを貯めながら積立投資【インデックス投資】
続きを見る
このキャンペーンは終わってしまいましたが、「楽天キャッシュで投資信託を購入すると1%ポイントバック」のキャンペーンが2022年中は行われていたので、上限の5万円/月を引き続き購入していました
楽天証券 クレジットカード/楽天キャッシュ決済
- 銘柄:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- 対象市場/インデックス:日本を除く全世界株式(MSCI ACWI ex Japan)
- 毎月購入金額:5万円
- 年間購入金額:60万円
- 合計購入金額:90万円 (2021年末) → 150万円 (2022年末)
- 評価金額:110.6万円 (2021年末) → 164.0万円 (2022年末)
- 損益:+14.0万円(+9.3%)
楽天カード クレジット決済 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
年別購入金額 | ¥30.0万 | ¥60.0万 | ¥60.0万 |
累計購入金額 | ¥30.0万 | ¥90.0万 | ¥150.0万 |
今年1年間の推移グラフは下記の通り
2023年からは楽天キャッシュによるキャッシュバックキャンペーンも終了し、0.5%の還元率となってしまいます…
上記以外に以前買っていた銘柄も少しありますが、管理が手間なので売却を検討中です
その他:年間購入 82.8万円 (損益 +101.7万円 29.5%)
各種優遇制度の外側で、自主的に購入している枠です
自主的購入枠
- 合計購入金額は6.5万円/月
- 先進国株式 1.5万円/月 + 国内株式 5.0万円/月※
※年途中からSBI証券+三井住友カード積立(5万円まで1%ポイント還元)を利用中
国内株式ファンドと先進国株式ファンドに分けます
国内株式ファンド
その他その1
- 銘柄:eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- 対象市場/インデックス:国内株式(TOPIX)
- 年間購入金額:61.6万円
- 合計購入金額:62.7万円 (2021年末) → 124.3万円 (2022年末)
- 評価金額:69.2万円 (2021年末) → 129.5万円 (2022年末)
- 損益:+5.2万円(+4.2%)
自主的枠 国内 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
年別購入金額 | ¥23.1万 | ¥39.6万 | ¥61.6万 |
累計購入金額 | ¥23.1万 | ¥62.7万 | ¥124.3万 |
もともと少なめの積立額でしたが、クレジットカード積立の利用で5.0万円/月と積立金額が増加しました
今年1年間の推移グラフは下記の通り
先進国株式ファンド
その他その2
- 銘柄:eMAXIS Slim 先進国株式
- 対象市場/インデックス:先進国株式(MSCI-コクサイ)
- 年間購入金額:21.2万円
- 合計購入金額:199.7万円 (2021年末) → 220.9万円 (2022年末)
- 評価金額:308.2万円 (2021年末) → 317.3万円 (2022年末)
- 損益:+96.4万円(+43.7%)
iDeCo | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
年別購入金額 | ¥32.0万 | ¥76.8万 | ¥53.7万 | ¥37.2万 | ¥21.2万 |
累計購入金額 | ¥32.0万 | ¥108.8万 | ¥162.5万 | ¥199.7万 | ¥220.9万 |
他の枠の都合もあり、今年は投資金額が少なめになりました
今年1年間の推移グラフは下記の通り
こうしてみても年末にかなり下落したのがよくわかります
まとめ:4.5年で1,243.6万円
これまでの4つを合計したまとめです
2022年 インデックス投資成績まとめ
- 年間購入金額:305.8万円
- 年間購入内訳:iDeCo 86.3万円/つみたてNISA 76.7万円/楽天カード 60万円/その他 82.8万円
- 累計購入金額:1,038.7万円
- 累計評価金額:1,243.6万円
国内:海外=21.5%:78.5% - 通算損益:+204.9万円 (+19.7%)
理想としては、市場規模に合わせて国内株式比率10〜20%を目指しています
現状は以前購入した分が多いため少し国内比率高めですが、毎月の投資金額は海外株式に振って比率が下がってきています。
今年は積立環境に少し変化がありました
2022年の変更点
- iDeCo:妻の枠が追加 全世界株式を積立
- 楽天証券 × 楽天クレジットカード決済が改悪へ
- SBI証券 × 三井住友カードの積立が開始:これまで積み立てていた先進国株式を積立
評価額の推移を見ると、為替の影響がかなり大きく(為替リスクのない)国内株式ファンドの底堅さを実感できる1年だったように思います
自分が積立を始めたころからは米国株式一強時代が長かったので、このように環境が大きく変わる1年を経験できたのは非常に良かったです
各年の成績
過去の成績をまとめ、表にしました
インデックス投資成績 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 |
年間購入額 | ¥74.3万 | ¥144万 | ¥215.9万 | ¥298.3万 |
合計購入額 | ¥74.3万 | ¥218.7万 | ¥434.6万 | ¥732.9万 |
評価額 | ¥68.9万 | ¥238.8万 | ¥501.6万 | ¥980.0万 |
損益 | ¥-5.3万 | ¥20.1万 | ¥67.0万 | ¥247.1万 |
利益率(%) | -7.2 | +9.2 | +15.4 | +33.7 |
初年度の2018年末こそマイナスでしたが、その後は好調が続いていたので2022年は「いつも上手くいくわけではないぞ。リスク許容度の中で投資をするのが大原則だぞ」と感じさせてくれる1年だったと言えそうです
(とはいってもマイナス転落してるわけではないのですが…)
来年の展望
今年の振り返りを終えて、来年の投資予定についてです
2023年のインデックス投資予定
- iDeCo:44.1万円 (6.8万円 × 3ヶ月 + 2.3万円 x 9ヶ月) + 27.6万円
※自分は4月〜常勤に戻る予定+妻の分 - つみたてNISA:80万円
- 楽天証券:5万円 × 12ヶ月
- SBI証券積立+その他:6.5万円 × 12ヶ月
- 合計:289.7万円
2024年度からはNISA枠の大幅拡充が発表されています
- 年間投資上限:つみたて投資枠120万円 + 成長投資枠240万円 (1,800万円/生涯)
- 非課税保有期間:20年(つみたてNISA)→永年化
新NISA、プロと投資家はどうみる?改正まとめ:恒久化、年360万円へ | トウシル 楽天証券の投資情報メディア
これをフルで利用すると、2024〜2028年は
- NISA枠:360万円 × 2人
- iDeCo枠:2.3万円 × 12ヶ月 ×2人
- 合計:775.2万円
という感じになるのでしょうか?
当ブログでは今後もインデックス投資の成績を公開していきます